福田の西部や北部地区をはじめ、各地の田んぼで田植えがされています。秋の実りに向けて毎年見られる初夏の風景です。夕焼けが田んぼに映えてとてもきれいです。
「福が田に実る」と書いて「福田」ですが、地域の福祉の種まき、田植えの活動のひとつが、「福祉教育」の活動ではないかと思います。
磐田市内の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校で、体験学習や交流活動を通して、「福祉教育」の取り組みがされています。それぞれの発達段階に合わせて、行事や授業の中で、「福祉の心」を育む取り組みが行なわれています。
園や学校の先生方が、地域の住民の皆さんと協力・連携をしながら、子どもたちの成長のために、ご尽力されています。地域の大人も、子どもたちの学びや成長に協力しながら、経験を活かし、教え交流する活動を通して、学びの機会となっている方も多いということをうかがいます。まさに、子どもも大人も学び、成長し続ける「生涯学習」ではないかと思います。
福田小学校と豊浜小学校でも、毎年4年生を中心に、総合学習で福祉をテーマにして1年間学習がされています。福田小学校では、5月14日から「町のやさしさを見つけよう」というテーマで学習が始まりました。幼稚園や保育園でも、地域のお年寄りとの交流など世代交流を中心に活動がされます。
小さな体験や学びが、ともに支え合えるまち「ふくで」をつくる第1歩なのかもしれませんね。
福田小学校から北に広がる田園風景。秋には金色の稲穂が実ります。