福田小学校4年生の総合学習(その2)
5月からいろいろな体験を通して福祉について学習を進めている福田小学校4年生の皆さん。6月には、クラスごと2日に分けて1日1時間ずつ交代で、高齢者疑似体験セットという専用の道具を使い「シニア体験」を行いました。お年寄りの身体機能を理解し、お年寄りへの接し方を考えることを目的に、運動機能やバランス感覚、目や耳、指などの感覚の変化などを体験しました。
また、お年寄りの体の変化を知った上で、自分たちよりも「深い知識や判断力」をもった人生の大先輩であることをふまえて、お年寄りから多くのことを教えてもらい、尊敬することの大切さについても学びました。お年寄りと子どもたちが、いっそう声を掛け合う中で、お互い助け合える地域がつくられるのではないでしょうか。
色紙や時刻表を使い、色の判別、字の太さや大きさによる見え方の変化、見えにくさを体感。
階段の上り下りのヒザへの負担、重い荷物を持った時のバランスの変化を体験。
読み書きするときの変化。おじいちゃんやおばあちゃんが本を読むときなどにメガネを掛け替える理由がわかりました。
今後、体験したことを「新聞」にまとめ、校内や地域の皆さんに伝えてもらえるそうです。さらに2学期以降もさまざまな体験を通して学習を深めていくとのこと。「見つけよう!町のやさしさ、とどけよう!福田っ子のやさしさ」をテーマにした学習がこれからも続けられます。
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