日常生活の「ちょっとした困りごと」を地域の支え合いに世って解決しようと、市社協が昨年5月から新事業を展開しています。「困っている人」と「サポートできる人」とを仲介する「せいかつ応援倶楽部」です。

「せいかつ応援倶楽部」は

在宅福祉の充実と地域コミュニティの再構築を目的としたサービスです。介護保険制度などの公的サービスでは行き届かない支援を行うのが特徴です。利用者の多くは高齢者世帯ですが、若い世帯の方も怪我や障害、子育て支援の一環での利用も可能です。恒例の方からの要望として多いのは、家の整理整頓や庭の手入れ、ペットの世話などのサービス。最近は「話し相手」の需要も増えています。
市社協職員がまず、サービスの利用希望者の自宅を訪問し、支援内容などを相談。利用会員の登録が済むと、社協がサポート役の住民「地域支援員」に活動を依頼する仕組み。利用会員は社協に年会費1,000円を支払い、利用券(1時間500円)を購入。地域支援員には市社協から謝礼が支払われます。

地域の「輪」をひろげましょう

制度が始まって8ヶ月で、市内の利用会員と地域支援員は各約80人ずつ。市社協担当者によると、本当は支援員の方が1.5倍くらいいてくださると利用会員の要望に安定して応えていけるとのこと。福田地区では、12月末現在で利用会員が9人ですが、地域支援員が4人のみという状況です。利用会員さんが増えていくことももちろんですが、地域で支え合う趣旨から、さらにサポート役の地域支援員さんの登録をドシドシ募集しています!
この事業もきっかけにして、身近な地域のつながりの中で、自然な支え合いの輪をひろげていきましょう!
1月5日の静岡新聞夕刊に掲載されました。