今週末1月9日(日)、福田地区の下太(しもふと)にある八王子神社の神事「米とぎまつり」が行われます。疫病や災難除けを祈願して、毎年1月第2日曜日に行われるこのお祭りは、他ではみられない珍しい祭典で、当日はご近所の皆さんをはじめ多くの参拝者が集まります。
「米とぎまつり」がいつ頃から行われるようになったかは定かではありませんが、元禄時代に疫病が流行したため、その疫病の退散を願って始められたと言われています。祭典当日は、朝10時頃から、村中の男衆が当番の家に集まり、お神酒をいただいだ後、下帯一つになり桶に入れた米をかつぎ、ざる、まんぱちを持って、神社西側の今之浦川に入り、米をとぎます。といだ米はふかし、お供え物として参拝者に分けられます。メインの川での米とぎは正午ごろ行われます。
地元の下太自治会の皆さんが郷土を愛して永年守ってこられた伝統ある、元禄から伝わる下太八王子神社の神事に、ぜひお出かけください

八王子神社
地元「下太(自治会)」の氏神です。承平2年(933年)の建立と伝えられています。、「八王子神社米とぎまつり」は、磐田市指定無形民俗文化財に指定されています。