8月24日(火)、福田の民生委員児童委員の皆さんが、地域福祉についての視察研修を行いました。受入れしていただいたのは、静岡市清水区蒲原地区の「蒲原地区社会福祉協議会」の役員の皆さんです。
平成18年3月31日に静岡市と合併した旧蒲原町。元々まちづくり活動において地域住民同士のつながりが強く、様々なNPO・ボランティア活動が活発に行われていました。そのため、合併後半年ごろから地区社協設立の準備が始まり、その後平成19年5月には地区社協設立がされたとのことです。
設立までの経緯や現在の活動について、さらに、地区社協の中での民生委員の役割について教えていただきました。福田地区では、現在地区社協の組織化を目指していますので、今まさに必要な事柄についてたくさん教えていただきました。
その内容が紹介された資料は、下記のとおりです。クリックしてご覧ください。

「地区社協活動事例集」(発行:静岡市社会福祉協議会)より
http://kbtsk.org/(蒲原地区社協ホームページ)

会長の稲葉 穣様
設立の経緯や考え方、その時の皆さんの熱意や思いについて教えていただきました。また、地区社協の重要な活動の1つである、「S型デイサービス」(=高齢者サロン活動)についても詳しく教えていただきました。
担い手不足の課題が言われることが多い福田。人集めについての質問に対して稲葉さんは、「人が人をつくることはなかなか難しい。活動の機会を通してその人の意識が自然とだんだんに高まってくる。立ち上げ段階のリーダーの役割は重要だが、運営が始まると一般の住民が主体的に嬉々として楽しんで運営に参画してくれるようになる。そのための工夫が大切」と教えていただきました。

企画委員長の江澤克巳様
地区社協活動の実働部隊といわれるのが「企画委員会」。その代表の方です。昨年度の活動の様子を写真を交えて説明していただきました。子どもからお年寄りまで、支えあう機会づくりをすることで、地域のコミュニティづくりをしていくことが地区社協の目的だと教えていただきました。

地区社協理事でもある、蒲原地区民児協会長の永井容子様
多忙な民生委員の業務に加えて、地区社協活動やサロン活動の運営に参画されているとのこと。蒲原地区の民生委員の皆さんの活動の様子についてお話いただきました。
福田の民生委員児童委員にとって、共感することが非常にたくさんあったようです。同時に、地域福祉活動に対してさらに一歩踏み出すことや、地域住民・ボランティア等との協働の大切さについて教えていただいた貴重な機会となりました。
お忙しい中、快く受入れていただいた蒲原地区社協の6人の役員の皆様、受入れ調整をしていただいた静岡市社協蒲原支所の皆様、本当にありがとうござました。